”目玉”となるお店に到着しました。
しかし、そのお店は、商工業団地の中にありまして、
通常は一般の方々の目に触れることがほとんど無いような
ところでして、お店の前に乗客を全員降ろした後は、
バスはどこかに行ってしまいました。
そのお店に入った後、数十人の乗客は全員一つの部屋に
案内されて着席を促されましたので、皆さんおとなしく
その案内に従い備えられた席に着きました。
すると、一人の男性が登場してきて、
「これはこれは、皆さま遠路はるばるお越しいただいて
まことにありがとうございます。
わたくしは、本日の講座を担当させていただく○○と申します。
どうぞ、お時間までゆっくりとおくつろぎください」
という案内のもと、ある講義がはじまりました。
講義そのものは、ためになる部分や笑える部分が
幾つかありまして退屈するまではいきませんでしたが、
その部屋からの退出はとてもできないような雰囲気でした。
もちろん、強行突破をする方もいらっしゃらずに、
皆さま、静かにおとなしく講義を聞いておられました。
しばらくして、
「ご静聴ありがとうございました」で、
講義が終わりまして解散かと思いきや、
今度は、これまた全員、二階の会場へと案内されました。
そこでは、講義の中で扱われた品々が陳列されていて、
市場価格の約半額での特別なご奉仕につき、
この場所から一歩外に出てしまうと
札が付いている値段では絶対に買えないという
触れ込みでした。
仕方なしにわたしたちも案内の方々に誘導されて、
幾つかの品々を眺めることになるわけですが、
特別な品物なのでしょうか、
市井のわたしたちにとっては、とにかく”高い”と
感じました。
わたしたちには、とても買うものが無いようですので
案内されて入ってきたところから出て行こうとすると、
こちらは入口となっておりまして出口はあちらになりますと
誘導されました。
それで、もう一度陳列された品々の前を通って行くと
接客係とおぼしき女性が、
「どこから来ましたか?」と声を掛けてきますので、
「○○からです」と答えますと、
「どこに行きましたか?」と聞かれますので、
「○○です」と答えました。
どうやらその時の会話のイントネーションからして、
中国の女性のような感じでした。
そしてその後、出口から外に出るまで、
ずーーーーーっと、その接客の女性がそばについてくる
ものですから、とまどってしまいどうしようかと思いました。
ちなみに、妻も途中から別の接客係とおぼしき女性に
”接客”されて、どうしたらよいのか迷った様子でした。
そうこうするうちに、出口から出て行きましたが、
実は、そこは、別の部屋の入り口でした。
その部屋は、先程の部屋よりもかなり安い品物を取り扱って
いるようで、廉価販売を行っていました。
確かに少し安いなと感じつつも、それでも、
気に入ったものはなさそうでしたので、
出口から出て行きましたが、またもや、
そこは、最後の部屋の入り口でした。
その最後の部屋では、そのお店とはまったく関係がないような
品々が取り扱われていました。
珍しい○○茶のサービスや、国産の○○の量り売りなどを
行っていてとても賑わっていましたが、
いったいどういうお店なのかかなり不思議に感じました。
しばらくその最後の部屋で
○○茶を飲んだりしてくつろいだ後、
その部屋から出ていきますと、
そこは、
その店の、玄関口になっていました。
つまり、バスハイクご一行様は、誘導に従って
その店の中をぐるりと一周して来たということです。
そして、その玄関口のところには、
バスハイクの方々が幾人も手持ち無沙汰な様子で
たたずんでおられました。
というのは、時間になるまでバスは来ないのです。
そうです、バスハイクご一行様は、
1.着席して静かに講義を聞き
2.入口から退出しようとする強行突破を阻止され
3.高級品の見学中に女性SPにしっかりと警護され
4.救出するバスが来るまで待機
このように、その店に入店後しばらくの間
”軟禁状態”にあったのです。
どうぞ、”無料ご招待バスハイク”には、くれぐれもご注意を!!