「バイバーーーイ」
平日の夕方ごろ、”四畳半の部屋”におりますと、
上記のような「バイバイ」という子どもの声が
聞こえてきます。
それで、窓の外を眺めていますと、黄色い帽子と
ランドセルに黄色いカバーをつけたピカピカの
一年生の子どもたちが家に帰っていくようすを
見かけることができます。
ちょうど我が家のアパートの前の通りが四つ角に
なっていて、その角で家の方向が異なる友だちと
別れるようですが、そのときの声がとても大きくて
毎日毎日必ず聞こえてきます。
そして、子どもたちを見ていますと、
両者とも姿が見えなくなるまで、ずーーーっと
「バイバーイ」
「バイバーーーイ」と
声を張り上げてやり取りを続けています。
ですから、最後のほうはとても大きな声が
聞こえてきますが、実に和やかで微笑ましい光景です。
その後、子どもたちは寄り道をしないでまっすぐに
帰ることもあれば、空き地の中に入っていったり、
道路の側溝を歩いたりとさまざまです。
わたしが幼少のころも同じようなことを
していたものですが、子どもは何年たっても
変わらないものだなぁと感じております。
その「バイバイ」の時間帯はだいたい、
第一陣が四時四〇分頃で、
第二陣は五時三〇分から五時五〇分の間に
アパートの近くを通りますが、
第一陣と第二陣とでは、時間帯が少々異なるようです。
最初の頃は、第一陣と第二陣の時間の違いについて
分からなかったのですが、数日ずっと見ていると
それぞれの時間が決まっているようでして、
どうやら第二陣の子どもたちは、
”学童保育”の子どもたちのようです。
この学童保育というのは、
共働きの家庭や母子もしくは父子家庭などでしょうか、
学校から帰ったときに保護者の方が自宅にいない
子どもたちのためのものです。
子どもたちは、直接誰もいない家に帰るのではなく、
学童保育所にてある程度の時間を過ごして、
その後、自宅に帰るという制度となっています。
その学童保育所では、指導員のもとに宿題をしたり、
おやつを食べたり、いろいろな遊びをしたりして、
帰宅までの時間を過ごすようです。
確かに昔から、”カギっ子”という言葉がありましたが、
個人的には、親の愛情を必要とする幼少の時期に、
親と一緒に過ごす時間がもっともっと取れればいいなぁと
思います。
子どもを見ていますと、無邪気で一生懸命で微笑ましく
本当に可愛く感じます。
”四畳半の部屋”から見える子どもたち、
どの子どもたちも健やかに育ってほしいと願っております。