2009年11月10日火曜日

民泊3:狭い部屋

あなたは、”民泊”ってご存知ですか。

民泊とは一般の民家に宿泊させてもらうことですが、
わたしの知人の一組のご夫婦が知り合いの家に泊めていただく際に、
とてもほほえましい経験をしておられますので、
ご紹介いたします。



ある家庭で民泊のために提供された部屋に案内された
ときに、目を疑ったことがありました。

どう見ても、蒲団が二枚敷くスペースが無いのです。

試しに、縦向きや横向きにしてみたり、
少し布団の端を重ねてみましたが、
どうやら蒲団を二枚敷くことは不可能に思えました。

それで、蒲団の段差がつかないように、
中央部分をぴったり合わせて、両側を壁に沿って
敷くことにしました。


その後、「どうしてこんな部屋なのか?」と
少し考えてみましたが、なかなか理由が思いつかなかった
ものですから、腑に落ちないまま
その日は何とか寝ることにしました。

そして、数日寝食を共にしていると、
民泊を提供してくださった家族構成が段々と
分かってきました。


どうやら、子沢山の大家族のようです。

そして、その家族は民泊を提供してくださった部屋以上に
ひしめき合い、親子が折り重なるようにして別の部屋で
寝ているではありませんか。

その光景を見たときに、知人のご夫婦は、自分たちの見方を
調整しました。


それまでは、民泊と言いましても、わりと綺麗で整った部屋が
提供されて、環境としては申し分なく気持よく過ごすことが
できていました。
そして、その民泊のもてなしに深く感謝していました。



普通、誰かをもてなすときというのは、
それ相応のもてなしを準備したり、もてなされる方も
ある程度のものを期待したりするかもしれません。

つまり、ある程度のもてなしができないならば
お客さんに対して失礼になるかもしれないので、
気兼ねしてしまい、もてなしそのものをさし控えようと
考えてしまうものです。

また、わたしたちは、もてなしが期待通りであったり、
期待以上であるならば満足しますが、
期待に満たないものであるならばがっかりして
しまうことがあります。



しかし、そのとき目の前にあったのは、
ただでさえ窮屈な部屋で暮らしている人々でしたが、
それでも、他の人々をもてなそうとして、
彼らにとってとても貴重な部屋を与えてくださった、
”愛にあふれた家族”のようすでした。


そのことに気付いて以来、
狭いけれども民泊の貴重な部屋で
健やかな気持ちで過ごすことができました。



あなたは、

ご自分が持っている中で”多い少ない”に関わらず、

最良のもので人をもてなすことができますか。

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