チームが「透明な金魚」を作り出すことに成功した
そうです。
これまで、生物の体内の構造などを調査するためには、
解剖しなれば把握できませんでしたが、「透明な金魚」
は、生きたまま体内を観察することが可能となります
ので、生物を研究する上で様々な分野での活用が期待
できそうです。
たとえば、透明なだけに器官が透けて見えるので、
それぞれの器官の働きや相互に関連した動きなどを
そのまま何の機材も使わないで観察することができる
ようです。
このように技術の発達は、かつては不可能だった事柄を
可能にしたり、また、他の様々な分野の探究の可能性を
広げてきました。
では、この「透明」という研究開発は、別のどのような
分野への応用が可能でしょうか?
ある人々は、すぐさま「透明人間」を思い浮かべるかも
知れません。
「透明人間」になっていろんなところに出没する
というのは、大勢の人々が期待することですが・・・
しかし、残念ながら完全な透明ではありません。
ということは、かえって人々から注目されてしまうで
しょうし、もしかしたら、実験材料として身柄を拘束
されてしまうことにもなりかねません。
それで、「半透明人間」の場合は、実験や観察の対象と
なりかねませんので、おそらくごく普通の生活が出来
なくなることでしょう。
ということは、別の分野への展開を考えていかなければ
なりませんが、もう随分前のことですが『七瀬ふたたび』
という小説がありました。
これは、「人の心を読む」ことができるという特殊な
能力を持った主人公が登場する物語です。
一見すると、回りの人が何を考えているのか分かる
ということで、そのような能力を持ってみたいと思う
かもしれません。
しかしそれは、他の人が自分に対してどのような気持を
持っているか、その本音の部分が手に取るように分かって
しまうことになります。
もし、本心では自分のことを嫌いに思っていながら、
口ではお世辞を語っていることが分かってしまったなら
どうでしょうか?
その場合は、相手の方と接していくのが難しくなるで
しょうし、また、ほとんどの人を信じられなくなるかも
知れません。
そのように考えていきますと、「人の心を読む」ことが
できるというのは、いいことなのかどうなのか分からなく
なってきます。
でも、世の中では相変わらず「食品偽装」「消費期限偽装」
「献金疑惑」などの問題が大きく取り上げられていて、
とても終息するようにも思えません。
そうすると、これから先は今以上に世の中のどの部分を
信じていけばよいのか分からなくなってしまいます。
それで、「人の心を読む」ことはできないまでも、
世の中の「偽装」「疑惑」などのグレーな部分に
関しては、是非とも「透明性」の高い社会になる
ような研究開発が出来ないものでしょうか・・・
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